「やまぐち号」23年もディーゼル機関車で SL修理が長期化
大藤道矢
JR西日本は山口線の観光列車「SLやまぐち号」(新山口―津和野)について、蒸気機関車が修理中のため、今年の次期シーズンもSLに代わってディーゼル機関車(DL)を引き続き牽引(けんいん)車として走らせると発表した。
JR西日本中国統括本部広島支社によると、次回の運行計画は3月18日から5月7日までの土日、祝日を中心とした計11日間で、「DLやまぐち号」として1日1往復運行する。
3月18~21日と5月3~7日はディーゼル機関車のDE10を2両つなげて走らせる「重連運転」、4月29、30日はディーゼル機関車のDD51の運転で、定員はいずれも245人。
「やまぐち号」は、蒸気機関車C57が2020年10月、走行中に不具合が発生して修理が長期化している。もう1台のD51も22年5月に連結する石炭や水を積む「炭水車」に亀裂が入り、修理が続いている。
C57は1937年製造、D51は翌38年製造で、古い部品の修繕などにも時間がかかっているという。同支社は「できるだけ早くSLを復帰させたいが、時期は未定。ディーゼル機関車の力強く豪快な走りを楽しんでほしい」と話している。
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