今年もあとわずか 新春前に名古屋の熱田神宮で「大鏡餅」を奉納

高橋俊成

 熱田神宮(名古屋市熱田区)で30日、迎春に向けて大鏡餅が奉納された。愛知県内の農家らでつくる豊年講の関係者ら約150人が参加。白い法被と鉢巻き姿で鏡餅を担ぎ、参道を練り歩いて本宮拝殿に供えた。

【動画】熱田神宮に大鏡餅が奉納された=高橋俊成、溝脇正撮影

 直径約1メートル、重さ約110キロの二つの鏡餅のほか、直径約80センチ、重さ約70キロの三つの鏡餅も奉納。今年の参加者はコロナで参加人数を制限していた昨年の5倍となり、「せーの、おい!」と、力強いかけ声が響いた。

 奉納を見守った愛知県半田市の平松喜代江さん(49)は「あんなに大きな餅は見たことがない。パワーがもらえた」と述べ、「健康に過ごし、世界が落ち着いて平和になるよう祈りました」と話した。

 3年ぶりとなる鏡開きと参拝客への餅の配布は、1月10日に予定している…

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