豪雨被害で運休の五能線、岩館―深浦間で運転再開

松村北斗
[PR]

 8月の豪雨被害の影響で運休していたJR五能線の岩館(秋田県八峰町)―深浦(青森県深浦町)間が9日、運転を再開した。

 東能代(秋田県能代市)行きの上り始発列車は午前5時28分ごろ、真っ暗ななか深浦駅を出発。十二湖駅や大間越駅(いずれも深浦町)では制服姿の生徒が乗り込む姿がみられた。

 能代科学技術高校に通う男子生徒(2年)は終点まで利用。「復旧して便利になる」と話していた。

 一方、早朝の深浦駅で、青森県五所川原市の病院に行くため、代行バスを待っていた男性(79)は「鉄道はバスより早いので復旧はありがたい。ただ、学生が利用する朝夕の時間帯以外、車内はガラガラだ。JRは大変だろう」と複雑な思いを口にした。

 五能線の残る不通区間の深浦―鰺ケ沢(青森県鰺ケ沢町)間も、今月23日ごろに運転を再開する方針を、JR東日本秋田支社が明らかにしている。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら