ロシアは「安全保障上の強い懸念」に引き上げ 国家安保戦略の政府案

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 政府は9日、年内に改定する「国家安全保障戦略(NSS)」で、ロシアについて「安全保障上の強い懸念」とする案を自民党の国防部会などの合同会議で示した。2013年に策定した現行のNSSでは「あらゆる分野でロシアとの協力を進める」と記述していたが、ウクライナへの侵攻を受け、認識を大幅に強めた。

 NSS改定の骨子案では、ロシアについて、ウクライナ侵攻を踏まえ、「国際秩序の根幹」を揺るがしているとした。「インド太平洋地域におけるロシアの対外的活動、軍事動向等は、中国との戦略的連携強化の動きもあいまっている」などとし、ロシア軍と中国軍が日本周辺の海域や空域での活動を活発化させるなど接近していることへの警戒感を示した。

 一方、中国については、「我…

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