宇都宮のLRT脱線事故 来週から有識者による分析スタート

石原剛文
[PR]

 【栃木】次世代型路面電車(LRT)の試運転中の脱線事故を受け、走行調査を実施してきた宇都宮市は来週から、調査で得られたデータをもとに有識者による事故原因の分析を始める。

 8日の市議会一般質問で、佐藤栄一市長が明らかにした。11月25日から始まった走行調査では、車両の揺れ方と速度の関係を調べ、分析に必要なデータが得られたという。

 来週から始まる有識者による分析では、走行調査のデータを解析して事故原因の究明につなげるとともに、再発防止策の検討も進める。有識者には、追加の走行調査の必要の有無も含めて議論してもらう。

 来年8月を予定しているLRTの開業時期について、佐藤市長は「全力で取り組む」と説明し、変更しない姿勢を示した。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
石原剛文
宇都宮総局
専門・関心分野
教育、コミュニケーション