「青ガエル」冬眠で寂しく でも秋田犬が元気に歓迎してくれる 大館
井上潜
秋田県大館市の観光交流施設「秋田犬の里」に展示されている「青ガエル」が、冬眠に入った。忠犬ハチ公が縁で、東京・渋谷からやってきた東急電鉄の鉄道車両のこと。丸みを帯びた愛らしい形などが鉄道ファンに人気だが、来春の4月のお目覚めまで、しばしのお別れだ。
5日朝、車体をシートで保護する作業が行われた。緑色の車体をブルーシートで覆った後、さらに透明なラップをまき付け、最後に厚手の丈夫なシートをかぶせた。施設によると、雪で車体が傷まないよう、雪や水が入り込む隙間ができないようにしている。
青ガエルが「冬休み」を取ると、鉄道ファンや観光客には寂しくなるが、この間も秋田犬の歓迎は変わらない。施設では、月曜日以外は秋田犬を展示している(月曜が祝日の場合は翌平日の展示が休み)。
5日は月曜日だったが、偶然、地元の愛犬家が秋田犬を連れて訪れ、展示室で遊ぶ様子が公開された。秋田犬の愛くるしい姿が観光客を楽しませていた…