鹿づくし「ならしかトレイン」、近鉄に登場

 奈良公園のシンボル、鹿をモチーフにした列車「ならしかトレイン」が5日から、近鉄に登場する。車両の外側は鹿と、若草山や東大寺など同公園の名所の四季が描かれたイラストでラッピングされている。

 国内外からの観光客の回復を見込み、多くの人に奈良を訪れてもらおうと同社が企画した。1026系の6両編成で、車内の床は公園の芝生をイメージした明るい緑色。座席は鹿の背中の斑点を模したデザインだ。つり革にもデフォルメされた鹿のマスコットがついていて、まさに鹿づくし。

 運行に先立ち、3日に試乗会があった。大学生の娘と参加した奈良市の女性(51)は、「奈良の四季を再認識できて、奈良公園に行きたいなと感じました」と話した。

 主に近鉄奈良駅―神戸三宮駅間を走り、快速急行などとして運行するという。運行時間などの問い合わせは近鉄電車テレフォンセンター(050・3536・3957)へ…

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