おむつのサブスク実験開始 1枚ずつ名前を書いて用意する負担を軽減
静岡県長泉町は町立保育園2園で来年2月から、紙おむつのサブスクリプション(定額利用)サービスの実証実験を始める。保護者は紙おむつ1枚ずつに名前を書き、保育園は園児ごとに管理しなければならないなど、双方の負担になっている状況を解消する狙い。町によると、本格導入されれば、県内約120の公立保育園では先駆けになるという。
対象は、中央保育園と竹原保育園の0~2歳児計78人。12月中に参加者を決め、2~3月の2カ月試行する。試行期間中は、花王グループカスタマーマーケティング(東京)が紙おむつとおしり拭きを無償で提供するため、通常サイズで1カ月3千数百円かかる費用負担は、保護者にも町にも生じない。
保護者は現在、登園する際に園で使う紙おむつ1枚1枚に名前を書いて、利用枚数を用意。荷物も多くなり、受け渡しの手間もかかる。職員も園児ごとに間違えなく使う必要がある。定額利用サービスだと、必要な分が業者から直接保育園に届けられるため、こうした負担は軽くなる。
町は1カ月ほど経過した時点で保護者や職員にアンケートをとり、3割程度以上の参加希望者がいれば本格運用に入る予定だ。
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