「日本このままじゃダメ」東大が女性教員を増やすわけ 林香里理事
東京大は11月18日、2027年度までに女性の教授と准教授を約300人採用するといった女性リーダー育成策を発表しました。担当の林香里理事・副学長に狙いを聞きました。
日本の女性研究者の比率は非常に低い状態が続いている=図。高等教育への女性参加はかなり早かったのに、女性研究者は十分に採用されず、多くの女性たちがキャリアを諦めてきた。東大としてその状況を是正し、アンバランスを正すことは、決して男性差別ではない。
東大は教員全体に占める女性の割合を25%に上げる目標を6年前から掲げている。現在、16%。行動を起こすには具体的な人数を示さないと達成できない。実際は300人の採用でも足りないくらいだ。
海外から優秀な教員を積極的に採る。東大が世界でトップレベルの研究水準を維持するには、多様性が不可欠と考える。
このプロジェクトの大前提は…
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男女格差が主要先進国で最下位の日本。この社会で生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。性別に関係なく平等に機会があり、だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダー〈社会的・文化的に作られた性差〉について、一緒に考えませんか。[もっと見る]