宮城 渡来がピーク伊豆沼でガンの観察会始まる

星乃勇介
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 本州有数の渡り鳥の飛来地・伊豆沼宮城県登米市栗原市)で12日、今年もガンの観察ツアーが始まった。首都圏や県内から約20人が参加し、朝日とともに飛び立つ鳥の群れを熱心にカメラへおさめていた。

 主催した伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(栗原市)によると、伊豆沼は日本に来るガン類の8~9割が越冬する地。すでに約10万羽が飛来し、いまがピークという。鳥たちは、日の出とともに稲刈りの終わった周辺の水田に移動してえさをついばみ、日暮れになると池へ戻る。

 一行は午前6時前、観察場所の土手に到着。センターのスタッフから生態について説明を受け、朝焼けの空を舞うガンを見守った。仙台市の小田中しおりさん(59)は「鳥たちの鳴き交わす声が印象的でした」、長女の美有さん(23)は「迫力があって美しい。宮城出身なのに知らなかった光景。新鮮です」。

 ツアーは来年1月にかけて4回あるが、募集を締め切った日もある。問い合わせは同センター(0228・33・2216)へ。(星乃勇介)

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