葉梨法相の辞職、地元の選挙に影響は? ポスターはがし始めた県議も

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福田祥史 藤田大道

 死刑執行を命じる法相を「地味な役職」などと発言した葉梨康弘法相(63)=衆院茨城3区、自民党=が11日、発言の責任を問われ、大臣の職を辞した。地元の首長や有権者からは「残念」「当然」という声が上がり、12月に県議選を控える自民の県議らは選挙戦への余波を心配した。

 葉梨氏は9日夜、自民党議員のパーティーでのあいさつで、「法務大臣というのは、朝、死刑のはんこを押して、それで、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」などと発言した。

 葉梨氏の地元の取手市。義父の故・信行氏時代からの支持者だという、同市の80代女性は「大臣になって地元として誇りに思っていたので、残念のひと言。人間は間違いもするものなので、今回の失敗を教訓に頑張ってほしいし、まだ若いのでまたチャンスをあげてほしい」と気遣った。

 一方、「辞任は当然」という声も。同市内の高齢男性は「死刑をネタに受け狙いのような発言をするのは間違っている。言ってはいけないことだ。日頃思っていることが口を突いて出たのでは」と批判した。

 地元自治体の首長の一人は「…

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