米中間選挙、上下院とも大勢決まらず ジョージア州では決選投票に

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ワシントン=合田禄
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 米中間選挙の投票日から一夜明けた9日午後(日本時間10日朝)、開票作業は続いていてまだ連邦議会の上下両院ともに大勢は判明していない。上院選の激戦州の一つ、南部ジョージア州では12月6日の決選投票までもつれこむことが確実となり、約1カ月間、主導権を握る党が決まらない可能性も出てきた。

 CNNによると9日午後4時現在、上院(定数100)は民主党が48議席、共和党が49議席を確保している。残っているのは、ジョージア、ネバダ、アリゾナの3州だが、上院の主導権を握るには民主党は50議席、共和党は51議席必要で、ともに2州で勝つ必要がある。

 AP通信は9日、ジョージア州で民主党現職のウォーノック氏と共和党の元アメフト選手ウォーカー氏の得票が、どちらも州法に定められた過半数に達しなかったため、12月6日の決選投票で決めることになったと報じた。

 このため、ネバダ州とアリゾナ州の両方をどちらかの党が獲得しないかぎり、12月6日まで大勢は判明しないことになった。

 一方、下院選は共和党が優勢…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発