ホテル客室に鉄道車両部品が満載 JR函館駅開業120年記念

新田哲史
[PR]

 北海道函館市のJR函館駅前のホテル「JRイン函館」に、本物の鉄道車両の部品や運転台を置いた特別な客室「トレインルーム」が1室限定で登場する。11月1日から宿泊できる。JR北海道ではトレインルームの設置は初めて。

 客室は30平方メートルのラージツインルーム。国鉄時代から使用している「キハ40」形車両から取り出したボックスシートやつり革、行き先表示板などが配置されている。社員教育に使っていた運転台もあり、列車の走行動画を見ながら自由に操作できる。函館駅を出入りする列車を見下ろす窓際のシートからの眺めも売りだ。

 宿泊料金は2人利用で1人あたり素泊まり8200円から。通常より1室の料金は約5千円高い。小学生以下は追加料金で添い寝可能。宿泊者には運転士が使う携帯時刻表のレプリカをプレゼントする。

 JR北が鉄道開業150周年と函館駅開業120周年を記念して企画した。「鉄道ファンだけでなく、家族連れにも楽しんでほしい」という。(新田哲史)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら