10歳の「駅長」が車内アナウンスも 鉄道開業150年で大役

大野博
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 日本最初の鉄道が新橋(東京都)―横浜間で開通して150年になったのを記念して、宮崎駅などJR九州の計150駅で子どもたちが「一日駅長」を務めた。宮崎県内では15日に10駅で実施され、宮崎駅では宮崎市立西池小学校4年の藤崎秀太さん(10)が大役を担った。

 藤崎さんは家族で鹿児島県に出かけるときにJRの特急を利用するなど、鉄道に親しみながら育ったという。特製の制帽姿で、駅員が使う機械のボタンを操作して切符を発券したり、日南線の観光特急「海幸山幸」に乗って「本日はご乗車くださいましてありがとうございます」と車内アナウンスをしたり。盛りだくさんな体験メニューをそつなくこなした。

 「車内アナウンスのときは緊張したけど、お客さんが拍手をしてくれたり手を振ってくれたりしたので気持ちがほぐれてうまくできました。ほんとうの駅長になるには勉強を頑張らないと」と笑顔だった。

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