「乗ってはだめ」を説得 「剛腕」米大使がSL広場で明かした鉄道愛

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佐藤達弥
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 日本の鉄道はインクレディブル(信じられないほどすごい)――。国内初の鉄道の開業から150年を迎えた14日、鉄道好きとして知られるラーム・エマニュエル駐日米国大使が、東京のJR新橋駅前のSL広場で開かれた記念イベントの会場を訪れた。「関係者を直接ねぎらいたい」と駅員らに声をかけ、周りには握手を求める人だかりができた。

 この日、エマニュエル氏は地下鉄に乗って新橋までやってきた。イベント会場で出迎えたJRの駅員から「日本の鉄道はもともとは欧米から輸入された」と説明を受けると、「今度はこちらが輸入する番だね」と破顔一笑した。

 そして、ほかの駅員らを「働いて何年に?」「(鉄道業界に)採用されるのは難しいの?」などと質問攻めに。会場にいた市民にも「ご機嫌いかがですか」と次々に話しかけ、握手を重ねた。

 エマニュエル氏は日ごろから日本の鉄道の乗車体験をツイッターに投稿。名前をグーグルで検索すると、「鉄オタ」とも表示されるほどの鉄道ファンだ。シカゴ市長時代にも、週に2回は鉄道で通勤していたという。今年1月の大使着任後も、移動の日程に鉄道を多く組み込んでいる。

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 米ブルームバーグ通信による…

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