「寝転んで見て」天井の2頭の龍を特別公開、建仁寺塔頭の霊源院

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筒井次郎
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 禅宗の名刹(めいさつ)・建仁寺(けんにんじ)。南側の八坂通を東へ行くと、塔頭(たっちゅう)の霊源院(れいげんいん)が現れる。

 本堂に上がり、すぐ目に飛び込むのが、天井の墨龍図だ。雲から現れた2頭の龍。低い天井から迫ってくるようだ。中国の現代アーティスト陳漫(チェンマン)さんが描き、昨年奉納された。

 室町時代の応永年間(1394~1428年)に創建され、禅僧の一休宗純や戦国武将今川義元が子どもの頃に修行したことでも知られる。しかし、明治期の廃仏毀釈(きしゃく)で衰退し、10年前に住職に就いた雲林院宗碩(うんりんいんそうせき)さん(46)が復興させた。

 通常は非公開だが、京都古文…

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この記事を書いた人
筒井次郎
文化部|大阪駐在・歴史担当
専門・関心分野
世界遺産、京都・奈良、寺社・遺跡などの文化財