無実の罪を晴らす「イノセンス・プロジェクト」 CFで支援募る
阿部峻介
裁判で有罪になった人が無実を訴えるケースについて、弁護士や学者らが無償で調べ、再審無罪をめざす民間団体「イノセンス(無実)・プロジェクト・ジャパン」が10月3日、クラウド・ファンディング(CF)を始める。目標額は10月中に200万円。資金面で広く支えてもらい、刑事司法の改革につなげたい考えだ。
1990年代に米国で始まって世界に広まった「イノセンス・プロジェクト」の日本版。米国では独自のDNA型鑑定で370人余りの無実を証明するなどした。団体は2016年に立命館大(京都市)で発足し、弁護士のほか、科学鑑定や供述心理の専門家ら約40人が無実の訴えを審査してきた。
訴えはこれまで約450件。メンバーは冤罪(えんざい)が疑われる事件を振り分けて判決文などを吟味し、元被告らに専門家を紹介したり、鑑定の助言をしたりする。
支援を希望する方は、「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」のウェブサイト(https://innocenceprojectjapan.org)をご覧ください。
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