参政党なぜウケた 古谷経衡さんに聞く、ワクチン懐疑とオーガニック
7月の参院選で、2年前に結成された参政党が、比例代表で1議席を得ました。この議席獲得は何を意味するのでしょうか。ネット右翼や保守勢力に詳しい文筆家の古谷経衡さんに聞きました。
――参政党は「自尊史観の教育」「外国人労働者を抑制」「天皇を中心に一つにまとまる」など、保守的な政策も掲げています。一方、「農薬や化学薬品を使わない農業」やフリースクールなど、どちらかといえば従来、政治的にリベラルな人たちが熱心だったテーマも、政策に含まれています。参政党の政治的な立ち位置をどう考えればいいでしょうか。
「私は今回当選した参政党の神谷宗幣(そうへい)・事務局長と、2013年に保守系の集会で知り合いました。その後神谷さんは、私が編集長を務めていたこともある保守言論雑誌『JAPANISM』にも登場しています。その頃は、『占領政策によって日本は弱体化した』などネット右翼のような主張をしていました。20年4月に参政党ができますが、その頃も在日コリアンや移民に対して排外主義的な主張をしていました」
――保守政党、ということなのでしょうか。
古谷さんが会った参政党の支持者の人たちには、ある特徴があったそうです。今後の支持の広がりについても見通しを語ります。
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