高崎の丘でキバナコスモスが見ごろ
吉村駿
【群馬】高崎市鼻高町の鼻高展望花の丘で10日、毎年恒例の「鼻高展望花の丘 コスモス祭り」が始まった。早咲きのコスモスが、訪れたカップルや家族連れを楽しませている。10月9日まで。
2001年に始まった、この祭りは今年で22回目。地元住民らでつくる「鼻高町をきれいにする会」が、家電の不法投棄などで荒れていた丘に、コスモスの種をまいたのが始まり。
今年も同会が、4種類計40万本のコスモスなどを植えた。同会の戸塚実理事長(84)は「秋にきれいに咲くようにとの思いをこめ、丁寧に種をまいた」と振り返る。
現在見ごろなのは、早咲きのキバナコスモス。コスモスは10月末ごろまで楽しめるという。伊勢崎市から家族で訪れた井田雅恵さん(45)は「黄色のコスモスは初めて見た。風に花が揺らぐ姿を見ると、心が和みます」と笑顔だった。(吉村駿)