ロシア石油大手会長 病院の窓から転落死か 春先に侵攻の解決促す
藤方聡
英BBCなどは2日、ロシアの大手石油会社「ルクオイル」のラビル・マガノフ会長(67)がモスクワ市内で死亡したと報じた。
同社はロシア第2の石油・ガス会社で、ウクライナ侵攻後の今年3月、「軍事衝突の速やかな解決」を呼びかけていた。
報道によると、マガノフ氏は1日午前、病院6階の窓から転落した。ルクオイルは同日、死亡を認める声明を出したが、死因については「重病のため」とした。ロシア国営タス通信は自殺との見方を報じている。
2月のウクライナ侵攻以来、ロシアではエネルギー関連企業幹部の不審死が相次いで報じられている。
- 【視点】
窓から転落というのは、ロシアで頻発する不審死で非常によくあるパターンです。 一昨年にはクラスノヤルスク地方で、コロナ患者の受け入れを拒否した医師が病院の窓から転落死。2007年には軍の不祥事を取材していたジャーナリストのイワン・サフロノフ
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