電子書籍図書館、1週間2冊OK 県・市町村運用開始

菅沼遼
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 【長野】県内全77市町村と県による協働の電子書籍図書館「デジとしょ信州」(https://shinshu-kyodo-library.overdrive.com/別ウインドウで開きます)の運用が始まった。県内の居住者と勤務者、通学者が無料で利用できる。パソコンやタブレット、スマートフォンを使って同時に2冊まで1週間借りられる。利用には各自治体や県立図書館でのID登録が必要となる。

 運用がスタートした5日時点でコンテンツは小説や雑誌、マンガなど計1万8450冊。コンテンツ費用は市町村の分担金から出し、サイトの維持費は県が負担する。今年度の事業費は計3250万円で、コンテンツ費用のうち2千万円は宝くじの助成金が充てられた。県内の全自治体が協働する電子図書館は全国で初めてという。

 5日にはオンラインでオープニングセレモニーが開かれた。運営委員会委員長の森いづみ・県立長野図書館長は「コロナ禍や台風災害の際に『電子図書館があれば』という声があった。リアルな図書館を普段から利用していない人にも活用してもらいたい」と話した。

 また、県立長野図書館は5日から専門書の電子書籍閲覧サービスも開始。利用カードがあれば学術書など518冊を閲覧できる。(菅沼遼)

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