ニッポンの不動産は「バーゲンセール」 円安で集まる外国人投資家

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藤田知也

 ニッポンの不動産はバーゲンセール――。

 外国人投資家に物件を売り込む不動産業者から、そんな声が漏れてきた。他国の通貨に対して円の「独歩安」が急速に進むなか、外貨建てなら割安に映る国内の不動産物件に外国人らの関心が集まっている。

 都内の不動産会社のオフィスで7月末、40代の中国人投資家が都心にある築4年のマンション1戸を3千万円台で買い付けた。間取りは1LDKで、いまの借り主を引き継ぐオーナーチェンジ物件。一括払いの資金の一部は、人民元を換金して払う予定だ。

 物件を仲介した不動産会社「…

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この記事を書いた人
藤田知也
経済部
専門・関心分野
経済、事件、調査報道など