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　フィギュアスケート男子でプロ転向を表明した羽生結弦さん（27）が、10日に国内で公開練習を行うことを発表した。公式YouTubeチャンネル「HANYU　YUZURU」で正午ごろからライブ配信する。7月19日にあった会見でプロへの転向を発表して以降、初めて公の場でリンクに立つ。

　「プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました」

　羽生さんは7月の会見でそう語り、今後は競技会には出場せず、アイスショーなどを中心に活動していく意向を示した。

　さらに「皆さんの前で成功させられることを強く考えながら、これからも頑張っていきます」と前人未到のクワッドアクセル（4回転半）への挑戦を続けることも明言。

　続けて、「自分としては、『これからも期待してやってください』と胸を張って言える気持ちです。試合という限られた場所じゃなくて、もっといろんな方法で自分のスケートを見ていただく機会があるかなと思っているし、作っていきたいと考えています。ぜひ楽しみにしていただきたいです」と話していた。

　今年2月の北京オリンピック（五輪）は4位だった。その後、エキシビションに向けた2月18日のサブリンクでの練習では、2連覇を達成した2018年平昌五輪のフリー「SEIMEI」をはじめ、過去に演じた九つのプログラムを次々に披露。終了後、報道陣にこれまでの感謝を伝えた上で、こう語っていた。

　「公開練習しますか。くっそ自由な。本当に皆さんには取材とか関係なく、ただひたすら仕事も忘れて、飲みながらでも何でもいいんで。見てもらえる時間がいつか来たらいいなと思っています」

　報道関係者に送られた今回の取材案内のタイトルには「Share　Practice」と記されている。プロスケーターとしてどんな演技を見せるのか。何を語るのか。

　羽生さんの新たなスタートに注目が集まる。