小田和正、大瀧詠一… その駅でしか聞けない発車メロディーが好評
杉村和将
6月に開業40周年を迎えた東北新幹線。発車の際に駅に流れるメロディーも、利用者を楽しませている。その駅でしか聴けないオリジナル曲を聴くため、遠くから訪れる人もいる。
ホームで違うアレンジ
盛岡駅のホームで流れるのは、小田和正さん作詞・作曲の「ダイジョウブ」。盛岡駅開業130年を迎えるにあたって、2019年に導入された。11・12番線ではアコースティックギターで、13・14番線ではバイオリンとピアノでアレンジしたメロディーが流れている。
ダイジョウブは、盛岡市が主な舞台になった07年のNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」の主題歌だった。「新幹線に乗るときも、盛岡らしさを感じてほしい」との思いで、JR側が曲の使用を小田さんにお願いして実現した。当初2年間の限定使用の予定だったが、曲を聴きに駅を訪ねる人がいるなど好評で、延長して今も流れている。
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