ローカル線「1千人未満」などで見直し協議入り 国の検討会が提言へ

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松本真弥
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 赤字が続く鉄道の地方路線の見直しを議論している国土交通省の有識者検討会の提言案が明らかになった。1キロあたりの1日の平均乗客数を示す「輸送密度」が1千人未満などの条件を満たす区間で、バスへの転換などを含めた協議ができる。検討会は月内にも正式に結論を出す予定だ。

 これまでは鉄道会社が見直しのための協議を求めても、地元自治体が廃線を警戒して議論に入れないケースがあった。提言案では、国が主導して鉄道会社や自治体の求めに応じて協議の場を設けるしくみを盛り込んだ。協議は3年以内に結論を出すことをめざす。

 協議に入る基準は、輸送密度…

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この記事を書いた人
松本真弥
経済部|エネルギー・金融担当
専門・関心分野
九州経済、運輸、SAF