三重沿岸の海のクジラ・イルカを紹介 企画展始まる

山崎輝史
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 三重県沿岸の海に生息するクジラやイルカにスポットをあてた企画展が2日、津市の三重県総合博物館で始まった。15メートルを超すクジラの骨格標本や歴史資料など150点を展示し、生態や多様性、人間との関わりを紹介している。

 伊勢湾には小型のイルカ「スナメリ」が多数生息し、黒潮が流れる熊野灘では大きなクジラ類を見ることができる。

 伊勢湾の展示では、スナメリの骨格や胃の内容物の標本から生態に迫っている。一方、熊野灘の展示では大小さまざまな骨格標本が並ぶ。目玉の「イワシクジラ」の標本は15メートル超。海水からエサをこしとるための「ヒゲ」も近くで観察できる。学芸員の北村淳一さんは「骨格を見比べ、クジラの種ごとの違いを探して」と話している。

 企画展「集まれ! 三重のクジラとイルカたち」は9月11日までで、月曜休館(7月18日は開館、19日休館)。一般800円、高校生以下無料。問い合わせは同館(059・228・2283)へ。(山崎輝史)

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