サハリン2のガス、供給止まれば日本打撃 「代替調達、頑張るしか」
ロシア極東の資源プロジェクト「サハリン2」について、ロシアのプーチン大統領が6月30日、運営会社の資産をロシアの新会社に移すことを定めた大統領令に署名した。
日本は液化天然ガス(LNG)の輸入の8・8%(2021年)をロシアに依存しており、その大部分がサハリン2とされる。仮に供給がストップすれば、国内のエネルギーの安定供給に大きな影響が出る。
エネルギー分野を所管する経済産業省は対応に追われた。ある幹部は「大統領令の中身を確認している。詳細がまだ分からない」と話した。別の幹部は「こうした事態を想定し、ロシア以外からの代替調達の検討をしてきた。頑張るしかない」と語った。
サハリン2で生産するLNGの約6割は日本向けとされ、東京電力と中部電力が出資する火力発電会社JERAのほか、東北電力や九州電力、東京ガス、大阪ガスなどが調達している。広島ガスのように調達量の半分近くを占めるところもある。
LNG調達の約1割をサハリ…
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- 【視点】
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