岸田政権に安定か緊張か 参院選公示、物価高騰・防衛力が争点
首相官邸担当キャップ・池尻和生
参院選が22日、公示された。7月10日の投開票に向け、物価高騰や円安対応、ウクライナ情勢を受けた日本の防衛力のあり方を主な争点に、昨秋発足した岸田政権の実績と姿勢が問われる。向こう3年にわたり大型国政選挙が行われない可能性が取りざたされる中、安定的な政権基盤を維持するのか、野党が議席を伸ばし、国会に緊張感をもたらす政治状況をつくるのかが焦点となる。
参院の定数248のうち、選挙区74、比例区50の計124議席と、「合併選挙」で埋める神奈川選挙区の欠員1を合わせた125議席を争う。自民党総裁の岸田文雄首相は、非改選も含め与党で過半数(125議席)となる56議席を勝敗ラインに掲げている。
最大の対立軸となるのが物価…
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