豪華寝台列車「瑞風」5周年 6歳になった名誉駅長がお祝い
水田道雄
JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が運行開始から5周年を迎え、記念の出発セレモニーが20日、JR下関駅(山口県下関市)であった。2019年に名誉駅長に就任した瑞風ファンの多賀みなみさん(6)=山口市=が、瑞風と同じ緑色のドレス姿で「5周年おめでとうございます」とあいさつした。
沿線の風景に溶け込む「瑞風グリーン」の車体が特徴。運行本数はこれまでに300本を超え、約8500人の乗客が利用した。
列車のクルーが「快適な旅を提供したい」と決意表明。保見孝好・下関管理駅長が合図の「振鈴」を鳴らすと、午前10時25分、瑞風は乗客28人とともに同駅を出発。広島県の宮島口、尾道の両駅に立ち寄る1泊2日の日程で大阪駅に向かった。本村小学校の児童たちの平家踊りもホームで披露された。