46万人の避難に課題も 島根原発2号機、再稼働の手続き大詰め

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大村治郎 杉山匡史
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 全国で唯一、県庁所在地にある中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働をめぐり、地元同意の手続きが大詰めを迎えている。原発のある松江市はすでに同意済み。島根県も議会が26日に再稼働を容認し、残すは知事の判断だけとなった。だが、重大事故発生時の避難先となる広島県内の自治体で再稼働反対が決議されるなど、避難計画の実効性に疑問の声も上がる。

避難対象は約46万人

 「判断の材料は、今日でそろった」

 島根県の丸山達也知事は26日、県議会が再稼働の容認を決めたあと、報道陣の取材に答え、6月2日の本会議で自身の判断を明らかにする意向を示した。

 島根原発2号機(出力82万…

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