兵舎空爆で87人死亡 ゼレンスキー大統領「最も困難な戦闘状況だ」

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ベルリン=野島淳
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 ウクライナのゼレンスキー大統領は23日夜のビデオ声明で、北部チェルニヒウ州デスナでロシア軍の4発のミサイル攻撃により87人が亡くなったと述べた。攻撃があった17日時点では死者は11人とされていた。被害の確認作業の結果、新たな遺体が発見されたという。

 ロイター通信などによると、デスナにある兵舎は17日に攻撃を受けた。被害確認の作業を終えた結果、23日にがれきの下から新たな遺体が見つかったという。ゼレンスキー氏は23日、オンライン形式で参加した世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でもこの攻撃の犠牲者について触れた。

 また、ゼレンスキー氏は23日夜の声明で、ロシア軍が2月24日に侵攻を始めて以降、民間施設を中心に1474発のミサイル攻撃があり、戦闘機などからの空爆は3千回以上に上ると述べた。東部ドネツク州とルハンスク州は「最も困難な戦闘状況だ」とし、「今後数週間の戦争は難しいものになるだろう。だが私たちは戦うしかない」と述べた。

 ウクライナ国防省報道官の2…

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