車掌置き去り そのまま発車 JR水郡線
西崎啓太朗
茨城県那珂市のJR水郡線静(しず)駅で22日午後4時40分ごろ、郡山発水戸行き上り普通列車(4両編成、乗客約80人)が、40代の男性車掌をホームに置き去りにして発車した。JR東日本水戸支社によると、40代の男性運転士は、車掌が出発の合図として鳴らすブザー音を聞いたと思い込み、発車したという。
同支社によると、静駅は無人駅で、車掌はホームで精算を申し出た乗客に対応していた。次に停車した瓜連駅でドアが開かなかったため、運転士は車掌がいないことに気づいたという。
約1・4キロ離れた瓜連駅まで歩いて向かった車掌を待ったため、列車には18分の遅れが出た。