三鉄に恋して埼玉から「留学」の女子高校生 好きすぎてイベント開催

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東野真和

 身近な鉄道に関心を持ってほしいと、女子高校生が岩手県大槌町で大型連休中、収集した鉄道グッズを展示する催しを開いた。三陸鉄道が好きすぎて埼玉から「留学」したほどで、三鉄の利用者を増やす第一歩にしたいと思っている。

 催しを企画したのは、県立大槌高2年の本江紗羅さん(16)。埼玉県川越市出身で、県外からの入学を認める「はま留学」の制度を使い、昨春に初の留学生として入学した。

 鉄道好きは、兄・蒼太さん(22)の影響で、地元を走る東武鉄道は「好きすぎて、車両の形をした枕を抱いて寝ているほど」だ。大槌高を進学先に選んだのも、震災復興に興味があったことに加え、「三鉄に乗ってみたい」と思ったのが大きな理由だった。

燃え上がる鉄道愛 三鉄のよさ「布教」したい

 三鉄に初めて乗ったとき、「ディーゼルエンジンで、ぶるぶる音をたてて走るのがかわいい」と感激。休日に同級生を誘って三鉄に乗り、小旅行をするようにもなった。

 だが、同級生にアンケートし…

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この記事を書いた人
東野真和
釜石支局長|震災復興・地方自治担当
専門・関心分野
震災復興、防災、地方自治、水産業