連合がメーデー中央大会 芳野会長「雇用と暮らしを守る」
三浦惇平
5月1日のメーデーを前に、労働組合の中央組織・連合が29日、東京・代々木公園でメーデー中央大会を開いた。芳野友子会長は、正社員だけでなく、非正社員やフリーランスが働く環境の改善も必要だとして、「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と訴えた。
大会は93回目で、フリーランスの代表者が初めて登壇した。映画の小道具を制作するSAORIさん(38)だ。仕事の発注者に比べて立場が弱く、不利な条件で契約を結んでいると指摘。「業界で働く全ての仲間が安心して働ける世界にしていきたい」と語った。
来賓では、岸田文雄首相の代理として松野博一官房長官が出席。政権が取り組む賃上げ政策などをアピールした。
コロナ禍を受けて過去2年の大会はオンラインのみで開催したが、今年は会場でも実施した。ただ、参加者は2019年は約3万7千人(主催者発表)にのぼったが、今回は感染対策として5千人程度に制限した。
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