来年3月開業予定の前潟駅で安全祈願祭 商業施設立ち並ぶエリアに

西晃奈
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 【岩手】JR田沢湖線の盛岡―大釜駅間に新しく造られる前潟駅(盛岡市)の着工を前に、予定地で27日に安全祈願祭があった。事業主体の同市や工事関係者らが出席し、工事の安全を祈った。

 前潟駅は来年3月、大型商業施設「イオンモール盛岡」の北東側の近くに開業予定。列車4両分が停車できるホームに、2両分の屋根が備えられる。ホームにつながるスロープや15平方メートルの待合室も整備され、全体で約410平方メートルほどの広さになるという。無人駅で、来春から始まる交通系ICカード「Suica」の利用エリアにあたる。

 総事業費は約11億7千万円。市が設置を求めた請願駅として整備されるため、基本的に市が負担する。国からの交付金やイオン側からの寄付金を見込む。

 JR東日本盛岡支社管内の在来線としては、1998年3月にできた東北線の紫波中央駅以来、25年ぶりの新駅。久保公人支社長は「イオンをはじめ多くの商業施設が立ち並ぶエリアで、鉄道との親和性も高い。さらなるにぎわいの創出につなげられたら」と話した。

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この記事を書いた人
西晃奈
ネットワーク報道本部|大阪府庁
専門・関心分野
子育て、教育、働き方、防災、平和