観光船の運航会社、事故時に状況把握できず アンテナ破損で無線不通

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 北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員計26人を乗せた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の行方がわからなくなった事故で、運航会社「知床遊覧船」の事務所では無線を受信できない状態となっていたことが、会社関係者らへの取材でわかった。事務所の無線アンテナが事故前から折れていたという。

 関係者によると、会社側も国土交通省などの調査に、事故発生時に連絡手段がなく、詳しい状況は把握できなかったという趣旨の説明をしているという。

 海上保安庁もアンテナの状態…

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