5~11歳ワクチン接種、副反応疑い報告は大人より低い傾向 厚労省

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 厚生労働省の専門家部会は13日、米ファイザー社製の5~11歳の新型コロナウイルスワクチンについて、2月21日~3月20日の約22万回接種(いずれも1回目接種)のうち、6件(0・0028%)の副反応疑い報告があったと公表した。12歳以上の頻度(0・0161%。ファイザー製1回目接種約8500万回のうちの1万3760件)よりも低く、頻度が低い傾向があるとした。

 3月20日までの接種回数は21万5368回で1回目のみ。副反応疑いは、接種後に生じたあらゆる症状のうち、因果関係はわからないものの、医師が症状の重さや安全性の観点から報告の必要があると判断したもの。今回の6件のうち4件が「血管迷走神経反射」で、これはワクチンの成分に関係なく、針の痛みや緊張などのストレスから生じ、どんな注射でも起こりうる。いずれも症状は重くないという。

 6件とは別に、4月1日までに7歳の男児で1件の心筋炎・心膜炎疑いも報告された。詳細な分析前だが、すでに男児は軽快したという。心筋炎などは、遺伝物質の「mRNA」を使うファイザー製やモデルナ製のワクチン接種後にごくまれに起こる副反応とされている。

 また、3回目接種を受けた高…

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