「市民が、なぜ拷問され死んだのか」 ウクライナでの残虐行為に衝撃
藤原学思=ニューヨーク 丹内敦子
ウクライナに侵攻したロシア軍による民間人への残虐行為が世界に衝撃を与えている。無抵抗の市民の殺害や女性への性的暴行も報告されており、ロシア政府の責任は重大だ。プーチン大統領が戦争犯罪に問われる可能性も指摘されている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は3日に公開したビデオ演説で、「すべてのロシア兵の母親にみてほしい」と呼びかけ、首都キーウ(キエフ)近郊の町で見つかった遺体の様子を描写した。
「平和な都市の普通の市民が、なぜ拷問されて死んだのか。なぜ女性がイヤリングを耳から引きはがされ、絞め殺されたのか。どうしたら子どもたちの前で女性に性的暴行を加え、殺害できるのか。なぜ戦車で人々をつぶしたのか」
ゼレンスキー氏は、ロシア軍の行為についての捜査を国際社会と進める機関を速やかに設立する考えを示し、「こうした罪を犯した者は見つけられ、罰せられるだろう」と述べた。
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