2月27日の日曜日午後の首相公邸。岸田文雄首相のもとに松野博一官房長官らが続々と集まった。外務省が配布した数枚のペーパーには、G7(主要7カ国)の加盟国など米欧が先行するロシアへの制裁内容が記されていた。

 協議の焦点は、プーチン大統領に対する資産凍結を行うかどうかだった。

 ロシアがウクライナに侵攻したのは同24日。翌25日には米欧がプーチン氏への制裁方針を発表した。国家元首を対象にした異例の制裁だった。

「ロシアが戦争に勝ったときにひどい目にあう」忠告する声も

 日本政府は今回、米欧の求めに…

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