マリウポリに「人道回廊」開設の見通し バスで住民を輸送する計画

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リビウ=金成隆一
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 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、甚大な犠牲が出ている南東部マリウポリで4月1日に、住民をバスで避難させる「人道回廊」が開設される見通しとなった。赤十字国際委員会が3月31日、ルートや出発時間などでロシアを含めた全当事者が合意すれば、実施できると明らかにした。

 タス通信によると、ロシア国防省幹部も31日、マリウポリからの人道回廊を4月1日に開く、と述べた。

 ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官らによると、当初3月31日にバス45台で輸送が計画されていたが、近くのベルジャンスク付近でロシア軍に止められ、マリウポリに到着できなかった。自家用車での退避は一部実現し、マリウポリの631人を含む、約1500人が中南部ザポリージャに脱出できたという。

 マリウポリはロシア軍に包囲…

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この記事を書いた人
金成隆一
大阪社会部次長|機動報道担当
専門・関心分野
国内社会、米国、外交、ジャーナリズム
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