八街の児童5人死傷事故、元運転手に懲役14年判決 千葉地裁

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藤谷和広
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 千葉県八街市で昨年6月、小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み児童5人が死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪に問われた元運転手、梅沢洋被告(61)=同市=に対し、千葉地裁(金子大作裁判長)は25日、懲役14年(求刑・懲役15年)を言い渡した。

 起訴状などによると、梅沢被告は昨年6月28日午後3時20分ごろ、八街市の市道で、アルコールの影響で居眠りした状態でトラックを運転し、下校中の市立朝陽(ちょうよう)小の児童5人をはねて死傷させた。事故の約30分前、千葉市内の高速道路パーキングエリアでカップ焼酎を飲み、事故現場の約120メートル手前から居眠り状態だったとされる。

 この事故では、5人のうち谷井勇斗さん(当時8)と川染凱仁(かいと)さん(同7)が死亡。残る3人のうち、女児1人は一時重体となって重い脳機能障害が残り、男児2人が重傷を負った。

 裁判では、梅沢被告が常習的…

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この記事を書いた人
藤谷和広
くらし科学医療部|医療、災害
専門・関心分野
民主主義