リュウキュウアユ産卵場に無許可の石積み水路 奄美大島の絶滅危惧種

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奄美通信員・神田和明
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 絶滅危惧種のリュウキュウアユが生息する鹿児島県奄美市住用町の役勝川の産卵場に昨年12月、石積みの水路がつくられているのが見つかり、奄美大島5市町村の奄美大島自然保護協議会が確認した。現場は奄美群島国立公園内。県は、無許可で水路をつくったとして観光業者を指導した。アユは11~1月が産卵期にあたり、影響が懸念されている。

 アユの保護に取り組む協議会ヤジ分会事務局(奄美市役所住用総合支所)によると、昨年12月19日、奄美リュウキュウアユ保全研究会のメンバーが産卵場の水路を見つけた。川床には石を掘り返したような跡があり、約100メートルの水路は、こうした石を積み上げてつくったとみられている。

観光業者の説明は

 近くの住民らへの聞き取りな…

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