人工呼吸器が外れるかも…自らも体験した不安、製品開発のきっかけに

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福家司

 人工呼吸器が外れた際、介助者らにいち早く知らせるセンサーの量産と普及に取り組む男性がいる。香川県観音寺市の福祉関連会社社長毛利公一さん(40)。重い障害を抱える自らの体験を訴え、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

 自発呼吸が難しい人にとって人工呼吸器は生命維持に欠かせない。特に睡眠時は呼吸器が外れる不安がつきまとう。実際に人工呼吸器が外れた場合、警告音のブザーが鳴るが、近くに介助者がいなければ気づかれない恐れがある。

 香川高専詫間キャンパス(三豊市)の三崎幸典教授は2006年、筋ジストロフィーで人工呼吸器を付けた患者の担当医から相談を受け、呼吸器外れなどに対応したセンサーを開発した。

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■「彼の分まで」…

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