プーチン氏の行動当てた学者 次の手どうみる ウクライナ危機の深層

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ロンドン=国末憲人
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 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の独立を承認し、平和維持の名目でロシア部隊を進駐させると決めました。ウクライナを巡る情勢は新局面を迎えたようです。ロシアの意図はどこにあるのか。次に何が起きるのか。2月2日のインタビューでプーチン氏の動きを「予測」していた、英王立国際問題研究所のオリシア・ルツェビッチ特別研究員に22日、再び聞きました。

事態は新局面に移った

 ――ロシアは、独立を承認したウクライナ東部ドンバス地方の二つの「人民共和国」に、部隊を派遣します。

 「この地域はすでに、2014年以降、ロシアが占領し、実際にロシア軍も駐留していました。21日にプーチン氏が表明した独立承認は、現状を法的に裏付けたことを意味しています。ウクライナ侵略に向けたさらなる一歩といえるでしょう」

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 「ロシアが現在(事実上)支…

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