わずか541票差 「世代交代」訴え全国最年少に 長崎県知事選

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榎本瑞希 米田悠一郎
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 20日に投開票された長崎県知事選は、新顔で医師の大石賢吾氏(39)が現職の中村法道氏(71)ら=いずれも無所属=を破り、初当選した。自民党が大石氏と中村氏の支援で二つに割れた52年ぶりの分裂選挙。世代交代を訴え、わずか541票差で競り勝った。現役では全国最年少の知事となる。

 20日深夜、長崎市で当選確実の知らせを受けた大石氏は、支援者に「世代交代の呼びかけに共感してくださったみなさまの勝利だ」と喜びを語った。「全世代の方々が安心して生活できる長崎県の未来をつくっていく」と決意を述べた。

 大石氏は昨年12月末に立候補を表明し、中村氏と競合の末に自民県連から推薦を得た。しかし、これに反発した国会議員や県議の約半数は中村氏の支持に回り、自民支持層を二分する争いとなった。

 日本維新の会の推薦も受けた…

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2022年2月21日8時36分 投稿
    【視点】

    広い全県で争う知事選です。投票者数 529,162人の中での541票は本当に小差。得票率は大石氏45.6%、中村氏45.5%で、その差はなんと0.1%でした。首長選は基本的に、知名度が高い現職が有利なたたかいになりがちですが、今回は「保守分

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