保育園児のマスク着用 模索続く現場 「発達への影響」危惧する声も

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小林直子 矢島大輔 城真弓 長野佑介
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 子どもへの新型コロナウイルス感染をどう防ぐか。保育所の休園が過去最多を記録するなか、政府は「可能な範囲でのマスク推奨」という方針を打ち出した。理解を示す声がある一方、どう対応すればよいか戸惑う声も。保育現場では模索が続いている。

 白、青、ピンクなど色とりどりのマスクをした子どもたちが続々と保育室に入ってきた。間もなく給食の時間。パーティションで仕切られた席に着く。友達と話すうちにずれたマスクを自分で直す姿も。認証保育所「キャンディパーク保育園1号」(東京都葛飾区)は2歳児クラスからマスクを着用する。

 同園を含む系列の4園では、コロナ感染が広がり始めた2020年春、3~5歳児クラスでマスクの着用を始めた。子どもたちは運動や食事、お昼寝のとき以外はマスクをして過ごす。4園で約200人の子どもたちを預かる武藤大助園長(55)は「こまめな手洗いや消毒、換気に加え、真剣に感染対策に取り組むために着用を始めた」と話す。

 ただ、課題も多い。鼻やあご…

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