福島第一原発に潜水ロボ投入 1号機、格納容器内に器具を取り付け

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福地慶太郎
【動画】福島第一原発1号機で使いロボット調査=東京電力提供
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 東京電力は9日、原発事故で溶け落ちた福島第一原発1号機の核燃料(燃料デブリ)の調査の一環で、ロボットを使って原子炉格納容器内に専用器具を取り付ける作業を完了したと発表した。

 東電は8~9日、燃料デブリを冷やす水がたまった1号機の原子炉格納容器に潜水ロボットを投入。燃料デブリの分布や成分を調べる専用ロボットのケーブルが絡まないよう、通り道となる「輪っか」4個を格納容器の内壁に取り付けた。水中の放射線量は毎時1~2シーベルトで、数秒いると一般の人の年間被曝(ひばく)線量限度(1ミリシーベルト)を超える高さだったという。

 今回の作業は調査の第1段階…

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この記事を書いた人
福地慶太郎
科学みらい部|原子力担当
専門・関心分野
原子力、福島第一原発事故、生命科学