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　成田山新勝寺（千葉県成田市）で3日、五穀豊穣（ほうじょう）や疫病退散などを祈って豆をまく恒例の節分会（せつぶんえ）があった。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、寺は昨年に続いて特設舞台を設けず、まく豆の量を大幅に減らすなど、例年より規模を縮小して行った。

　大本堂の正面から、歌舞伎役者の市川海老蔵さん、大相撲の隠岐の海関と高安関、歌手の島津亜矢さんらが、一般の参加者と一緒に「福は内」のかけ声とともに豆をまいた。新型コロナの検査で陽性と判定された新大関の御嶽海関ら力士2人が参加を中止し、恒例となっていたNHK大河ドラマの出演者の参加も2年連続でなかった。

　大勢の参詣（さんけい）客がマスクを着用して、入場制限された大本堂前の境内に並び、豆まきの様子を見守った。（上沢博之）