「大砲を撃たれたよう」 トンガに住む日本人女性、噴火の瞬間を語る

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太田成美
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 海底火山の大規模な噴火が起きたトンガで暮らす日本人のルイ敬子(たかこ)さん(43)が21日、衛星電話で取材に応じ、噴火の瞬間を「まるで大砲を撃たれたようだった」と振り返った。インターネットが途絶え、ATMも動かず、情報の入手も無線機に頼っている状況だという。

 噴火があった15日午後5時過ぎ(現地時間)、敬子さんは買い物に出かけていた近くの町から、長女の美麗さん(12)、長男の龍さん(9)とボートで帰るところだった。

 敬子さんが暮らすババウ諸島は噴火した火山から約250キロ離れているが、それでも噴火の瞬間、ボートの上で体に大きな衝撃を感じた。

 最初はガス爆発かと思ったが、近くに煙が見えないため、「火山だ」と確信した。少し前から火山が活動的になり、雷のような音が度々響いていたという。

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 敬子さんの自宅は海沿いにあ…

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この記事を書いた人
太田成美
政治部|外務省担当
専門・関心分野
朝鮮半島情勢、日韓関係、ジェンダー