TikTokでブレイク 「魔法の絨毯」川崎鷹也さんが地元初ライブ

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池田拓哉
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 栃木県那須塩原市出身のシンガー・ソングライター川崎鷹也さん(26)が昨年11月、県内で初の凱旋(がいせん)コンサートを開いた。ラブソング「魔法の絨毯(じゅうたん)」で脚光を浴び、TikTokの動画が人気に火を付けた。情熱的なアコースティックギターで会場に集まった観客を魅了。昨年末には「第63回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)の舞台で熱唱した。

 川崎さんは黒磯南高校(那須塩原市)を卒業後に上京。音楽の専門学校に通い、卒業後は会社に勤めながらライブを続けた。観客が一人もいないこともあったという。スーパーに特設されたライブ会場で、総菜売り場の女性から「あんた、いい歌を歌うわね」とほめられ、うれしかった思い出がある。

 2020年夏、18年に発表した「魔法の絨毯」の動画がTikTokで脚光を浴びた。

 お金もないし、力もないし、地位も名誉もなにもない

 だけど君を守りたいんだ

 交際3カ月目の彼女(現在の妻)と観劇した劇団四季の「アラジン」に心を動かされて作った曲だ。「妻には『もっといい男性がいるのに』という気持ちがあった。どうやってこの人にこの愛情を伝えようかと思った」

 ユーチューブの公式動画の再生数が5千万回を超える大ヒットになった。音楽に専念するため、20年秋に会社をやめた。

 有名歌手のライブに参加する…

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